吉田秋生:河よりも長くゆるやかに
男の社会をハードボイルドに描くバナナフィッシュで有名な
吉田秋生さん。
その初期の作品となるのですが…
やってることは確かにハードボイルド?なんだけど、
あくまでもお気楽な日常の高校生を描いているのでほほえましく読めます。
シビれる例えや台詞回しがちりばめられてて、かっこいいw
【あらすじ】
女とみればヤリたがり、大麻ときけば吸いたがるニッポンの高校生トシ、深雪、秋男。
けっこうシビアな現実を抱えてたりもするのだが、
涙をこらえて脳天気なふりをしてみせるのさっ。
ゲイバーでバイト、ドラッグ密売、スーパーでナンパと、
りりしくしぶとくスケベに生きる3人組が今日も行く。
(出版社からのコメント)
吉田秋生が学園高校生モノをお気楽だけにとどめて描くはずがないんですね。
それがよ〜くわかる作品です。
男心っていうのを繊細に描いてるんですよ。
(って、男心なんて知らんけど。きっとこうやって悶々としたりバカやってるんだろな〜って思っちゃう)
トシたちの住む場所には、米軍基地がある。
基地がそこに「ある」だけで、生活において日常がちょっと非日常的に感じる。
日本各地にそんな場所はいくつかある。
最近のニュースでは、米軍兵の起こす事件が取りざたされている。
そういうのが日常に転がってる場所で多感な時期をすごすのって影響力が強いんだろうなぁって思う。
かっこいいんだけど、どこか無常観。
なげやりなんだけど、どこか一生懸命な青春にあこがれてる。
河の上流は、水は綺麗だけと、急流。
河の下流は、ゆるやかだけど、水は汚れてる。
どんな生き方がいいんだろうね。
私は大人になってから読んだけど、
同じ年代のときに読んでたら、もっと感じるところはたくさんあるんだろうね〜。
好きな台詞は
「大地とファック」(=腕立て伏せ)なんてウィットのきいたネタだ。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2008/04/26(土) 22:00:27|
- 漫画
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